2000円以下の格安ホテル暮らし!月々の料金や快適に過ごすためのアドバイスを解説。
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ホテル暮らしと言ったら、事業で成功した経営者や、誰もが知る有名な芸能人が泊まってそうなイメージがありますが、この記事では2000円以下の格安ホテルでの生活についての解説となっています。
ビジネスホテルの1泊の相場は5000円ですが、1泊2000円以下ともなればネットカフェで一晩過ごす値段と同じです。いわばネカフェ難民とそう変わらないレベルのホテル暮らしということです。
それでも一般のアパート暮らしよりも快適に過ごせます。僕がホテルを100ヵ所以上渡り歩き、ホテル生活4年目で思った結論です。
この記事ではホテル暮らしとはどういったものなのか、月々いくらぐらいかかるのか、一般的なアパート暮らしとどう違うか、などを徹底的に解説しています。
芸能人たちのいる高級ホテルと違って、部屋までフランス料理を運んでくれたり、ベランダがあって涼めるとか、敷地内にプールがあるなど、そんなリッチなものはありませんが、アパート暮らしにはない良い点がたくさんあります。
格安だけどホテル暮らしをする、というのはどういうものなのかをぜひ参考にしてみてください。
格安ホテル暮らしのメリット
光熱費、ネット代含んでこの値段
2000円以下の格安ホテルなんだから、光熱費とかネット代は別で取られるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、一般的なビジネスホテル同様、それらもすべて宿泊代に含まれています。
なのでヘタなアパート暮らしよりも節約して過ごすことができます。
部屋が気に入らなければ部屋を変えてもらったり、ホテル自体が気に入らなければ翌日には別のホテルに移ることもできます。
また今はホテルのほとんどが無料WIFIを提供しているので、無料でインターネットも利用できます。
僕も実際、ホテルのWIFIを使ってネットサーフィンやブログの記事を更新してます。
ホテルだから洋室
格安ホテルだからといって、畳のある和室しかない、というわけではありません。
元々あったホテルが経営不振で、やむを得ず値段を思い切り下げたところが格安ホテルのほとんどなので、一般的なビジネスホテル同様、洋室のシングルルームで泊まることができます。
なのでトイレも洋式。お風呂はバスもあれば、1階や地下に温泉がある場合もあります。
寝る時はベッドです。机椅子もあるので、そこでお仕事やテレビを見たりなどなど。床はカーペットか、フローリング。
格安ホテルでも十分、快適に過ごすことができます。
掃除はスタッフが週1~月1回ペースでやってくれる
部屋の環境維持のため、どんなに安いホテルでも最低月1回は清掃に入ります。
ホテルの清掃のおばちゃんスタッフがやってくれるので、部屋に戻った時はまたキレイな状態になってます。
ベッドのシーツは変えてくれて、床は掃除機をかけてくれて、洗面トイレ風呂はピカピカ。
部屋を掃除するのが苦手な人にはすごく助かるんじゃないかと思います。4.5時間部屋を開けてる間に、キレイにしてくれるのは嬉しい。
また清掃のおばちゃんと仲良くなれば、他の部屋よりも優先して清掃してくれるので、10時にチェックアウトして16時に戻るところを、13時ぐらいに戻れることもできます。
ホテルに長期滞在すれば、向こうも顔を覚えてくれるので、いろいろと融通をきいてくれるようになります。
各階や各部屋にキッチンまであったりする
ウィークリーホテルだと長期滞在者向けにホテルが作られているので、調理場が階ごと、または各部屋にあったりします。
まな板や包丁、フライパンはありませんが、IHが備え付けられているので、調理器具さえあれば、自炊できてしまいます。ご飯もフライパンや鍋があれば炊けますし。
階ごとの場合だと、共同キッチンなので自分が利用したらキレイに片付けないとトラブルの元になります。
キッチンに棚があって宿泊者たちがそれぞれ調理器具や皿を置いてることもありますが、勝手に使われたり、持っていく場合があるので、自分の部屋で保管するのがいいのではないかなと思います。
使ったタオルは部屋の外に出しておけば、勝手に片付けてくれる
タオルは格安ホテルでも、部屋のベッドの上に置かれていたり、フロントからもらうことができます。
そして一般的なビジネスホテルと同じように、風呂後に使ったバスタオルや、洗面所にかけてたハンドタオルを部屋の前に置いておけば、朝に清掃のおばちゃんが持っていってくれます。
ただしその時、代わりのタオルをドアノブにかけてくれることはありません。ここが一般的なビジネスホテルと違うところです。
なのでタオルは必要な数だけ、あらかじめフロントでもらっておいたほうが無難です。
僕は5日に1回ペースでハンドタオル、バスタオル、足ふきマットを変えるようにしてます。体を拭いた後は、ハンガーにかけて干す。
意外と数日程度なら、タオルが臭くなったりしません。不潔じゃないよほんとだょ
一般的なビジネスホテルと違うデメリット
朝食はまずない
出張や旅行でビジネスホテルに泊まったら、フロントで朝食の案内をされることがありますが、格安ホテルではまず朝食を期待することはできません。
バイキングもなければ、簡単なパンとコーヒー、ゆで卵というのもありません。
その代わり、近くの喫茶店を紹介してくれることはあります。なので朝、新聞が読みたかったり、軽食を取りたいなら、そちらで済ませることになります。
宿泊者も人によっては朝食をとらない人もいるので、そういった無駄になりそうな部分を徹底的に省くことで、宿泊料金を抑えるのが格安ホテルの考え方です。
僕も朝は食べないので、その分のお金が宿泊料金から引かれてるのはありがたいと思ってます。
フロントが24時間いるわけではない
一番かかるコストは人件費なので、そこをできる限り削減することで初めて格安ホテルが成り立つといっても過言ではありません。
なのでフロントの受付時間(チェックイン時間)が15時から21時までと限定されているところが多いです。
もっと短いところだと16時から20時までと4時間の間しか受け付けていないこともあります。
時間に遅れたら当然、手続きができないので泊まることができません。なので泊まる当日は余裕を持たせる必要があります。遅れたらアウト。
連泊中にタオルが欲しかったり、宿泊延長の手続きなども、この時間に行います。
また日曜日はフロントがお休みというところもあります。一番客が来ない曜日でもあるので、それならいっそのこと休みにしようということなんですね。
ちなみに電話対応は、お昼の12時から受け付けていることもあるので、ホテル予約を入れる時は少しだけ時間に余裕があります。こちらも日曜日は休みの場合があります。じゃらんや楽天などのネット予約なら24時間OK。
接客サービスはまず期待しないこと
来る客の層がかなりワケありな人が多いので、クレームが起きやすいのが格安ホテルの特徴でもあるかと思います。
現場の日雇いや家出人、水商売の女性、外国人などが集まりやすいので、いちゃもんを入れてくる人間が来がちです。
なのでフロントの対応も、客とは一線を引いた姿勢で対応しているところばかりです。かなーり、すれた対応なので不快な思いをするかもしれません。
ちなみに格安ホテルでも、掃除のおばちゃんはフレンドリー。すぐに仲良くなれます。差し入れにりんごとかあげるとすごい喜んでくれます。
フロントの人は差し入れしても懐疑的な反応をされるので、ちょっと悲しい。嬉しいけど、何か裏があるんじゃないか、という反応をされる。
アメニティの徹底削減 シャンプー、リンス、タオル、ティッシュ、トイレットペーパーがない
髭剃りはもちろん、歯ブラシもシャンプーもリンスも格安ホテルにはありません。自分で用意しておく必要があります。
また格安ホテルだと部屋の机の上にティッシュがない場合があり、その時はトイレにあるトイレットペーパーを使うことになります。
それが嫌なら100円ショップとかでボックスティッシュを1つ買っておいてください。
トイレットペーパーはいかに格安ホテルでもトイレ内にありますが、なくなったら自腹で買わないといけません。こちらも100円ショップで4ロール100円とかで売っています。
朝、掃除のおばちゃんに「ペーパーがなくなったからちょうだい」、と言っても、「50円だけど良い?」と言われます。(仲良かったらこっそりくれることもある。)
1泊5000円の一般的なビジネスホテルならタダでもらえたのに、ペーパーも宿泊代に入ってるんだなぁとその時感じました。
一応、清掃日にはトイレにペーパーがなければ、掃除のおばちゃんが新しいのを用意してくれますが、その日までペーパーがないとトイレできないので、どうしても自分で買わないといけなくなります。
部屋のゴミ袋は自分でかえる
部屋の清掃が月数回の場合、それまでに溜まっているゴミを自分で捨てに行くことになります。
ホテル側も大きなゴミバケツをホテルの横やゴミ置き場に用意しているので、そこに捨てます。
ゴミを捨てたら、部屋のゴミかごに設置する新しいゴミ袋が必要になります。
スーパーでゴミ箱用の袋を買うか、買い物の時にもらうレジの袋を使うかのどちらかになります。僕は後者です。
自炊をしてれば、ゴミなんてあっという間に溜まってしまうので、ゴミ袋の用意は常に必要です。
トイレバスが共同
ホテル自体が古い、または共同にすることでコスト削減をするのが理由でトイレとお風呂が共同の場合があります。各部屋にトイレと風呂がありません。
またお風呂もシャワーだけで、湯船につかれないところもあります。
そしてトイレ共同というのが、意外とめんどくさいです。トイレに行きたいと思った時に、部屋のスリッパや自分の靴を履いて部屋から出て、トイレまで歩いて行く。
最初のうちはいいんですが、だんだん慣れてくるとめんどくさくなってきます。
トイレの回数が多い人ほど、余計しんどい。なのでトイレ行きたい!と思っても、トイレまで行くのがおっくうな時があります。
また別の人がトイレに行くために、何度も自分の部屋の前を通り過ぎるのが落ち着かないこともあります。深夜の歩く音で寝つけなかったり、起こされたりもします。
格安ホテルを探す時は、トイレバスが部屋にあるかどうかは欠かせない条件の一つではないかと思います。僕はそうです。
テレビ、冷蔵庫が部屋にないところも
電気代節約ということで、冷蔵庫がないところは結構あります。テレビがないところは珍しく、なければ運がなかったと思ってください。
エアコンとベッドは、どんなに安いホテルでも必ずあるので、ホテルは寝るためだけの場所という人には問題ありませんが、長期滞在の場合、冷蔵庫がないのはちょっと辛いです。
自炊をしていて生肉や刺身を使う時に冷蔵庫がなければ、その日のうちに使わないといけません。毎日、買い出しに行くのはかなりめんどくさいです。
テレビがなくてもパソコンがあるから良いという人もいますが、仕事終わりに部屋でテレビを見てたい人にとっては退屈かもしれません。
ホテル暮らしをするコツ
ウィークリー、マンスリープランで利用するのが良い
ホテルは曜日や季節によって宿泊代が大きく変動します。ゴールデンウィークやお盆は特に高いですし、土曜日が全曜日の中でも最も値段が高く設定されています。
なのでホテル暮らしをする上でやるべきことは、7泊予約であるウィークリー、または30泊のマンスリーで宿泊をすることです。
1日ごとの宿泊だと、先ほどの理由で高い日もあるので月単位で見れば高くつきます。また宿泊予約がとれないこともあります。
そうなると空いてるホテルがないか各ホテルを転々とすることになって、移動がかなりしんどいです。僕もホテル暮らしの最初の頃は色んなホテルを渡り歩いてました。
そういった曜日や季節にとらわれずにホテル生活をするなら、7泊から30日までを一気に予約することです。
また翌月も同じホテルに滞在するなら、半月前くらいからフロントに言っておいて、早めに支払いをするのもポイントです。
ちなみにホテルでは値段の交渉はできません。1ヵ月泊まるから、○○円分安くならない?といった相談はできません。部屋の空き状況に融通を利いてもらえる程度です。
旅館やゲストハウスなら値段交渉できます。
部屋は角部屋で
長期で住むなら、なるべく静かなところでいたいものです。それなら、なるべく音の影響が少ないホテルの最上階の角部屋に案内されることが理想です。
一番、音の影響が大きいのはエレベーターや階段近くの部屋です。深夜にエレベーターの上がる音や、階段で電話をしている人に起こされるのは非常にストレスが溜まります。
なのでホテル予約を相談する時に、角部屋がないか問い合わせることをおススメします。
もしこの時、角部屋は空いてないと言われた場合は、空くのがいつ頃になるのか聞いて、その日まで別の部屋で過ごせられるか判断するのも手です。
またはホテルに1.2泊程度泊まってみて、静かなところかどうかを知ってからフロントで相談するのも良い手です。
外の音は防音できても、部屋のドアからフロア内の音が筒抜けのホテルはたくさんあるので、一度泊まってみないとそのホテルのことはわかりません。
ちなみにドアが木造だった時が最悪です。共同トイレのドアが閉まる音やエレベーターから人が降りる音も余裕で聞こえます。レンジのチーンって音も。
静かなところを求めるなら立地に気をつける
ホテルは駅周辺、繁華街、観光地、インターチェンジのいずれかに建っているのがほとんどです。
静かな住宅街に建っていれば最高なんですが、宿泊者がわざわざそこまで歩いてくることはまずないので、上記のいずれかの場所に建っています。
そうなると色んな音に悩まされることになります。駅なら新幹線や電車の轟音、繁華街なら酔っぱらったサラリーマンや若者の大声、インターチェンジならうるさいバイクのマフラー音などなど・・。
基地が近くにあれば、飛行機のすさまじい音に悩まされることもあります。昼に何度も飛び回るから辛い。
ホテル側も外の音対策で鉄骨やコンクリートでできているところがほとんどですが、それでも上記の騒音には気休め程度です。
泊まってみるまで分からない、のがホテルのどうしようもない点ですが、泊まる前にグーグルマップである程度、どのあたりにあるホテルなのかチェックするのは欠かせないのではないかと思います。ぼくはやってます。
外内ともに静かなホテルが、長期滞在できる一番のポイントだと思います。
電子レンジでの調理を身につける
ホテル暮らしになると、食事がおろそかになりがちです。
部屋にポットがあるか、館内に電子レンジがある程度なので、カップラーメンやインスタント食品で済ませてしまいがちだからです。
2.3泊程度の出張ならいいですが、何ヶ月も泊まるならさすがに健康に害します。不眠やストレス、肥満の原因になります。
それなら電子レンジを使った調理方法を身につけるべきだと思ってます。ホテル暮らしだからこそ、僕は人一倍健康に気をつけるようにしてます。
電子レンジがあれば、パスタやそばも茹でられるし、温泉卵も作れる。レンジで沸騰させたお湯の入った容器に鶏肉を入れれば蒸し鶏も作れる。
やろうと思えばご飯も炊けますし、目玉焼きだって焼ける。
部屋にIHがあればラッキーですが、まずないので電子レンジを使ったレシピを覚えていくべきじゃないかなと思ってます。
キャベツの千切りとかレタスならレンジを使わなくても、生のままで食べれますし、電子レンジしかない環境でも、健康的な食事は可能です。
ホテル暮らしをするなら、自炊をして自分の健康を第一に守ってほしいです。
まとめ
ホテル暮らしの月々の生活費は90000円で済む
安いところなら1500円以下でも泊まれる格安ホテル。
1泊2000円のところに泊まると考えたら、宿泊代月6万円。光熱費とネット代も含まれます。
あとは食費2~3万を入れたら、生活費は多くても9万円で済みます。付き合いや遊びに行きたいなら1万円プラスすれば、月10万で快適なホテル暮らしが可能です。
僕も毎月8万円で済ませていましたし、初期費用がかかるアパートに比べたら圧倒的にリスクも少なく、ベッドも机椅子も部屋に最初からあるなど、決して悪くない生活だと思ってます。
ホテル暮らしと言ったら珍しがられますが、誰でもできる生活だと思います。
もしやってみたい、と思っているならまずは安いホテルがないか探してみてください。
このサイトでも、県ごとの格安ホテルについてまとめていますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。(こちら)
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