家出のやり方は住居と仕事を見つけるだけ。ただしつまづくポイントが多いので注意。
目次
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事情があって、今ある家から逃げ出すために家出をしたい。
やり方はなんとなくはわかるけど、いざ行動に移すまでとなると自信がない・・。
家出生活をしている知り合いなんていないし・・・。
ということで9年間、家出してそのまま今も家出ライフを歩んでいる僕が、この記事で家出の方法について解説していきます。
家出のやり方について徹底的に解説すると、非常に長くなってしまうため、ここでは基礎的なことだけになります。
家出をして、元いる所へ帰ることなく生き延びれることを願っています。
基本
家出前の荷造り
突発的な家出か、前もって計画しておいた家出かで成功率が全く変わってきます。
家出をするにあたって、どこへ行くか、仕事はどういったものがやれるのか、今の手持ちはいくらあるのか、など家出で必要な情報と準備はたくさんあります。
まずなにより必要なものはお金です。お金があればあるほど家出は成功しやすいです。
お金がある分、時間をかけて良い仕事と住居を見つけることができ、家出後の生活サイクルを確立させやすいからです。
以下のリンクで家出の準備についてを参考にしてください。
家出をする前の準備で成功確率が全く変わる。家出は準備をする瞬間から始まっている。
書き置きを残す
僕もやった書き置き。ちなみに僕が残したのは下の文です。
「今までありがとうございました。これからは1人で生きていきます。探さないでください。○○(名前)」
書き置きを残すことは、家出で捕まりにくくするためには欠かせないやり方です。
何も残さずに家出すると、誘拐の可能性があるとして警察も捜査に乗り出すことになっていますが、書き置きをすることで、事件性が低いものとして警察が動きにくくなります。
なるべく家出だと気づかれないだけの時間を確保する
書き置きをしても、親に家出だと気づかれるのが早ければ早いほど、見つかって失敗しやすくなります。
学校や仕事に行くフリをして、その間の時間でなるべく遠くに行くのがベターです。6~8時間の間にどこまで移動できるか。
理想は、「○○の家で一泊する。」と言っておいて丸一日の時間を確保すれば、まず大丈夫でしょう。
それと家出先といっても、県内にいれば見つかりやすいです。
なので県外へ行くこと、それもまず親が予想できない場所が一番理想的です。
日本は島国なので、海外には行けないのがネック。
定住地に着いたら、服をすべて買い替える
家出前から着ていた服のままだと、捜索願いを出された場合に見つかりやすくなります。
人を探してます!という張り紙を見たことはありませんか?
失踪人の写真と、年齢、身長、服装についての情報が書かれています。
服装は、その人の姿といってもいいでしょう。警官も顔と服装を見て、まず判断します。
だから家出した後はなるべくすぐに服を買い替えないといけません。
下着は見えないから大丈夫なので、上のシャツとズボン、冬ならコートを揃えるようにしてください。
シャツとズボンだけなら、ユニクロやしまむらに行けば、3000円程度で収まります。
ついでに、顔を隠せるようにマスクか帽子も一緒に買っておくことをおススメします。
服を着替えたら家出前に来ていた服装は、黒など外から見えない色のゴミ袋に入れて処分。
服を着替えることで、気分的にも生まれ変わったかのように感じるので、それがちょっと楽しいです。
また家出前の姿からなるべく遠ざけた容姿を意識するのもおススメです。
女の子なら男っぽい服装を着てみたり、バッサリと髪を切るとかね。
あとは仕事を見つけるだけ
家出をした後にするのは仕事を見つけることです。
仕事を見つけるにあたって、まずどれぐらいの金額を稼がないといけないか、という問題があります。
これについては月10万稼げれば、毎月生きていける基準としてお考えください。
内訳は宿泊費7~8万、食費2~3万円です。宿泊費に光熱費は含まれています。
事情があって身分証明や通帳を持ってこれなくても、仕事はあります。(水商売とか怪しいお仕事ではない)
手渡しでお給料を払ってくれるところもありますし、まじめさをアピールすれば身分証明を提示しなくてもOKするところもあります。
僕が実際に働いたところは、夕刊、チラシ配り、ゲーム屋の雑用、映画館の清掃です。
インターネットでの仕事も含めていいなら、文章書きとサイト運営もそうです。
仕事を探す時は、コンビニやスーパーの入り口にある求人誌をもらったり、ネットの求人サイトを吟味し、自分のやれそうな仕事を探してみてください。
家出人の強みはすぐに住居を移動できるフットワークの軽さにあるため、多少遠い仕事場でもホテルを変えることで解決することができます。
注意
駅周辺には行かない
もし家族が警察に捜索願いを出している場合は、駅周辺に行くと捕まる可能性が高いです。
僕も一度、警官に声をかけられて、身元がバレました。(多分)
名前、年齢、生年月日、身分が証明できる物、今どこに住んでいるか、を聞かれました。
僕は成人しているからか、警察がホテルにまで来ることはありませんでしたが、親元に伝えている可能性は高いです。
なので駅、特に大きな駅の場合、人の出入りが激しいのでそこから警官の目に止まるケースがあります。
もしどうしても駅に用事がある場合は、帽子をかぶるなり、マスクをつけるなりで顔がバレにくくするようにしてください。
女の子なら化粧をしたり、男ならヒゲを伸ばしたりして元の顔から離れるのも良い手です。
平日10~16時の間は出歩かない
学生なら学校、社会人なら出勤時間であるこの時間帯に外を出歩くことも、警官に目をつけられる可能性があります。
見た目が若すぎたり、真っ黒な服装をしていたら不審者扱いされてマークされやすくなります。
なので食料の買い出しであっても、この時間の外出はなるべく避けるようにしてください。
こちらの場合も、マスクや帽子をつけることでリスクを抑えることはできます。(マスク帽子と両方つけると逆に怪しすぎるかも)
油断してテクテク歩いていたところに、急に警官に後ろから呼び止められることがあるので本当に心臓に悪いです。
家出をしていることは極力言わない
家出をした際に、まず自分の味方になってくれる人はほとんどいないものと思ってください。
僕は家出をしている人の味方ですが、世間の一般的な人たちは家出人に対して何も知らないし、悪いことだと認識しています。
もし家出を誰かに話したときに、その相手が善意(余計なお世話)で警察や親元に連絡を入れることもあります。
「どんなことがあろうと、家族とはこれ以上ない尊い関係」、という風習が日本には根強くついているので、まず家族という間柄を修復させるべきと、日本人は考えてしまいます。
だから家出を打ち明けたとしても、親側を味方して説教してくる人もいるし、厄介者として避ける人もいます。
家出人とは世間的には非常に低い立場の人間なんです。
自分が家出をしていることは言わない。何か名目を考えておく必要があります。
僕は「今旅をしていて、お金が尽きたのでホテルを拠点に仕事をしている。」という理由で、自分の事を話すようにしています。
また家出人は立場が弱いので、そこを利用しようとする悪い人たちもいます。
特に女性は気をつけてください。自分の体を安売りしないようにしてください。
まとめ
家出とは孤独の旅 でもうまくいけば自由と安らぎが手に入る
家出という行動は孤独を強く感じるものだと僕は思っています。「家出中だ。」と誰かに言ってしまえば、ホテルは宿泊を断ることもあるし、アルバイト先でいきなり怒鳴られてくることもあります。
だからまず他人に理解なんてされないものと考え、家出中とは言わないほうが圧倒的に楽です。
それでももし、家出をしている自分を理解して味方になってくれる人がいたら、その人を大切にしてください。
僕も家出の過程で1人見つかり、その人には非常にお世話になり、今でも交流があります。
(ただし悪いことに利用するために、理解したフリをする人もいるので注意・・・。)
そして精神的な孤独もあれば、物理的な孤独もあります。
家出をしてからの1か月間は生活に慣れるために、食事や睡眠がうまく取れなくなり、そこで不安を感じやすくなります。仕事を探している間でもあるので、不安はさらに高まります。
またお金がだんだんなくなってくると、すごく焦ってきますが、それでも助けてくれる人はまずいません。
お金のためになりふり構っていられなくなると、結果的に精神が疲弊して家出が続けられなくなります。
なので家出とは突発的にやるものではなく、何ヶ月も、できることなら1年かけてお金と家出先(居候先)を確保することで、成功率を高める必要があります。
もし家出に成功すれば、この上ない自由と安らぎが得られるのが最大の魅力です。
僕自身も親という無価値な存在から逃げ出せ、毎日が自分だけのための時間となり、これ以上ない幸せです。
家出のやり方自体はシンプルですが、つまづくポイントが多くあるので我流でやらず、先駆者の経験を参考にして、なるべく多くの情報を得てから実行するようにしてください。
グッドラック
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