冷蔵庫なしで生活するための完全マニュアル!一人暮らしからホテル生活の人へ
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今では家庭の必需品でもある冷蔵庫。
もし持っていなければ、外食ばかり?と尋ねられたりなんかします。
実は冷蔵庫がなくても、保存できる食べ物って意外とたくさんあるんです。
また冬場なら暖房の効いていない部屋は天然の冷蔵庫になります。
冷蔵庫の温度は大体3~6℃で、食材の保存は10℃以下が目安となっています。スーパーで売られている食品の表記を見ても「要冷蔵(10℃以下)」なんて書かれてます。
生肉は4℃以下と書かれていますが、意外にも刺身は10℃以下と書かれているんですよね。
僕はかれこれずっと冷蔵庫なしの生活を送っています。もちろん自炊です。コンビニ弁当やカップ麺、お菓子なんかずっと食べてません。
これまでに、どんな食べ物が保存に向いているかを自分で調べたり、実際に試してみたりしてきたので、その集大成をこの記事に記録します。
保存できる食べ物の特徴は水分が少なく空気にふれていないもの、または塩や油づけされたものです。
日持ちしないのはその逆というわけですね。水分が多く、その辺に置かれているものです。
桃が翌日にはすでに痛みかけてるのがまさにそうです。切った野菜がすぐ痛んじゃうのもそうです。
それでは、冷蔵庫なしで生活するために、常温保存ができる食べ物を見ていきましょう。
飲み物
水、ミネラルウォーター
飲み物といえば水。冷蔵庫がないので、常温で飲むことになります。
水は自分が飲んだり、調理に使ったりと、塩と同等の生きていく上で絶対に必要なものです。
ただ常温で飲むことに慣れていないと、最初はつらいかもしれません。
冷蔵庫なしの生活でも、2Lの水の常備は必須です。
ジュース 野菜ジュース、トマトジュース、フルーツジュース
野菜ジュースを、野菜代わりに摂取する人はいます。忙しい仕事人が昼食に、サンドイッチと一緒に飲んでる姿も。
また常温で売られており、未開封なら冷蔵庫にれなくても保存できる特徴があります。
ペットボトル、パックどちらのタイプでも未開封の時なら常温保存OKです。(念のため、ラベルは確認してください。)
冷蔵庫なしの生活で、野菜くだもののビタミンが摂れているか不安なら、ジュースで補うといいでしょう。
ごはん
お米
日本人といえば主食はお米。
昔から常温で保存されており、今もプラスチックの容器に入れて保存しています。
袋に記載されてる通りの期限まで持つので、1年以上持ちます。
ただし炊いてしまえばお米の状態とは違って、水分が多く含まれてしまいますので、翌日までには食べてください。
乾燥めん パスタ、うどん、そば
こちらも袋に記載されている通りの賞味期限です。半年以上持ちます。
お米と違って、キロ単位での保存をする必要がないので、移動の多いホテル暮らしでは重宝します。
これも茹でてしまえば、すぐに劣化が早くなります。茹でたその日に食べないとすぐに傷んでしまいます。
スーパーの袋麺が冷蔵コーナーに置かれているのは、それが理由だからですね。
パン
食パンやフランスパンも袋の記載通りの賞味期限を持たせられます。
こちらはお米、乾燥めんと違って1週間程度しか持たないので、買い置きできません。
放置するとカビが生えてしまうので、パンがある場合は優先的に食べるようにしてください。
菓子パンのように中にフルーツやあんこの入ったものだと、3日も持ちません。
コーンフレーク、シリアル
朝食の代表食ともなったコーンフレークも常温で保存できます。
牛乳がないから食べられないよ、と思うかもしれませんが、今は常温保存が可能な牛乳も売られていますので、冷蔵庫ないけど朝はシリアルが食べたい!という人におススメです。
乾パン、ビスケット、カロリーメイト
非常食として炭水化物を摂取するのに食べる乾パンやビスケット。
非常事態に備えた食べ物であるだけに年単位持つので、冷蔵庫のない家でももちろん買い置きOK
買い置きしてるのに、おやつで食べてしまいそうなのがつらいところ。(笑)
野菜、果物
根菜類 大根、ニンジン、ごぼう、玉ねぎ
冬野菜でもある根菜は、夏場でも常温保存のきく優れものです。
日の当たらない涼しいところに置いておけば半月持たせられます。
調理で切ったり、皮をむいた後は、いくら根菜でもすぐに傷むので、切った場合は翌日までに使い切るようにしてください。
イモ類 じゃがいも、さつまいも、など
いも類も常温保存OKです。ポテトサラダがいつでも食べられます。
日本が戦時中はコメの代わりにさつまいもばっかり食っていた、というだけあって常温保存ができます。
こちらも1ヵ月は余裕で持たせられます。
冬の果物 りんご、みかん、など
冬になればみかんがこたつの上に常備されているように、冬の果物は日持ちできます。半月ほど。
冷蔵庫がなくても、ちょっと甘くてみずみずしい物が食べたくなったときにいいですね。
乾燥もの わかめ、ひじき、昆布、しいたけ、きくらげなど
乾燥してあるわかめやしいたけも、常温保存できます。水に戻して簡単におかずの具にできます。
水に戻したわかめが乾燥していた状態の何倍にも大きくなるのを見ると、乾燥のすごさがよくわかります。
乾燥ものは、水に戻したらその日のうちに召し上がってください。
缶詰 マッシュルーム、もも、パイナップル、など
缶詰で野菜やフルーツを保存して売られているものもあります。缶詰保存なだけあって、年単位で持ちます。
缶詰のおかげで夏のフルーツでも、長期の保存が可能なのはうれしいですね。フルーツの缶詰といえばみかんが有名ではないでしょうか。
フルーツの場合、シロップ漬けがほとんどなので砂糖の摂り過ぎに気をつけたいものです。
タンパク質、脂質
卵
冷蔵庫なしには心強い味方が卵です。安くて栄養満点!
作れるレパートリーが一気に増えるのもいいですね。卵かけごはん、オムライス、カルボナーラ、目玉焼き、スクランブルエッグのサンドイッチ、などなど
夏場でも冷暗所においておけば1週間もたせられます。
買い出しに行くのが面倒な日は卵料理で決まりですね。
牛乳
意外かもしれませんが、常温保存可能な牛乳は売られています。値段が一般のものよりもお高いのがネック。
気をつけてほしいのは、パックならどの牛乳でも常温保存可能ではないということです。スーパーでも基本的に冷蔵コーナーに売られていますし、パックの表記をよく確認してください。
ただのパック詰めの牛乳はその日のうちどころか、夏場なら1時間以内に飲まないとすぐに傷んでお腹を壊す確率大です。
「常温で保存可能」と書かれている牛乳だけですよ!ご注意ください
チーズ
こちらも実は常温保存可能です。粉チーズなんかは常温のパスタコーナーで売られていますよね。
冷蔵で売られているチーズも実は、常温でも3日程度なら持たせられます。あくまで僕自身が検証した日にちなので、もっと持つかもしれません。
フランスではチーズは常温保存で、いつでも取り出して食べられるというのをヒントに試してみました。
日本で売られているチーズはラップやアルミで包装されているので、容器がなくても同じように保存が可能です。
チーズを台所の片隅などにそのまま置いているというのです。えーっ、冷蔵庫に入れずに常温で?・・・うーん、でもチーズの消費量が多く、毎日蓋を取ってチーズを食べるのでしたら、これでいいんだと思いました。この日もここ南フランスでは、30度を超える暑さです。家の中でも25度はありました。でも、こうした温度の中で、この容器に入れて2週間ぐらいは美味しく食べられるのだそうです。その場には、ブーゴーさんの他にお兄さんや専門学校生の方もいらっしゃいましたが、みな「そうなのよ。」とおっしゃっていたので、フランスでは一般的なチーズの保存方法のようです。フランスのレストランでは常温でチーズを並べたワゴンが置かれているのをよく見かけましたが、各家庭でもチーズを常温で保存していたなんて
魚肉ソーセージ
常温コーナーで売られていますよね。魚のすり身でできている、かまぼこに似た食品です。
豚肉で作られている一般的なソーセージと違って、封を開けるまでは常温保存可能です。
そのまま食べてもよし、野菜と一緒に痛めて食べてもよしの、レパートリーが広がる食材です。
大豆 ドライパック大豆、水煮大豆、煎り大豆
肉を食べないベジタリアンにとってのタンパク質摂取源!豆なだけあって保存も長くできます。
今はドライパック大豆といって缶詰めで売られているものがあるので、それがおススメです。ほくほくの大豆をそのまま食べられます。
なければ豆コーナーに売られている常温の水煮大豆もグッドです。節分に売られる煎り大豆ももちろん、常温OKです。
ドライパック大豆と水煮大豆は、一度封を開けたら、その日の内にたべてください。一気に劣化して夏場なら翌日には異臭がでます。
また納豆や豆腐は常温保存はできません。当日中に食べるようにしてください。
干物 にぼし、するめ
だしにも使われるにぼしをタンパク質摂取の代わりにバリバリ食べるのもグッドです。
煮干しの大半はかたくちいわしです。業務用で1kg単位で売られてもいますので、買い置きもいいでしょう。
お腹がすいた時に、すぐ食べられるのでおやつ代わりにもなります。
デメリットは味に飽きやすいのと、料理の幅がほとんどないことです。大体はだしかそのまま食べるかのどちらかでしょう。
一番の長所は、ビーフジャーキーとは違い、添加物がほとんど含まれていないのが安心できます。
するめも同様に、添加物が少なくそのまま食べられるのが良い点です。
ちょっと火で炙ったら香ばしさがアップして、食欲が増します。
乾燥肉 ビーフジャーキー、カルパス、サラミ
極限まで水分を飛ばして塩漬けした乾燥肉は常温で保存可能です。お酒のおつまみなんかで食べるので、珍味コーナーに売られています。
乾燥肉は、常温で食べられるメリットがありますが、添加物が多いのが気になってしまいます。
缶詰 シーチキン、サバ、鶏肉、ランチョンミート、など
油と塩漬けで保存された缶詰めも常温保存OKです。非常食としても扱われているので、1年持つものばかりです。
シーチキンなんかはよく料理で使われるので、割とどの家庭にも置かれている食品です。
缶詰のデメリットとしては、塩分の多さと値段が高いところです。アメリカで普及しているSPAM缶が300gで650円というとても高いお値段・・。
どうしても肉食いたいけど、買い出しには行きたくない!!って時用に1缶置くのがいいかもしれません。
ランチョンミートといえば、目玉焼きと一緒に焼いたりするとおいしいです。
ナッツ類 落花生、アーモンド、カシューナッツ、くるみ、かぼちゃの種、など
栄養満点のナッツは常温保存もできるすごい食品です。タンパク質も脂質もこれで補える天然のサプリメントとまで言われています。
賞味期限も1ヵ月以上持つので、買い置きして常備するのもグッド。
おいしいのでポリポリと食べ過ぎてしまいがちなのがネック。ナッツ類は1日10~20粒程度の摂取が目安です。
調味料
塩、こしょう、砂糖、みりん、お酒、お酢、バジル、など
料理の基本である調味料たち。これらがないとおかずがおいしく料理できません。
常温保存できるので、日の当たらないところで、賞味期限内に使い切ってください。
油 サラダ油、ごま油、オリーブオイルなど
油も常温可能です。
ペペロンチーノのソースをボトルで漬けて置いておけるように、油の保存力は優れものです。
炒め物には必須の油は、冷蔵庫なしでも常備するアイテムです。
みそ、しょうゆ
こちらも常温で保存できます。大豆を丁寧に何ヶ月も発酵させて作っているからこそ、常温での保存が可能となっています。
70代のおばちゃんたちから聞いた話で、「どんな時でも、米と味噌さえあれば生きていける。」と言っていただけあって、栄養と保存に優れた食品です。
長期間の熟成で作られただけあって、体を温める効果もあるので、みそやしょうゆは冷蔵庫なしの生活でも積極的に取り入れたい食品です。
マヨネーズ
卵と油とお酢でできたマヨネーズも常温保存可能です。スーパーにも常温で売られていて、半年以上持ちます。
開封後は半月以内に使い切るようにしてください。マヨラーと呼ばれる人たちがカバンの中に常備しているだけあって、日持ちできる食品です。
だしの素、味の素、コンソメ
みそ汁やスープを作る時に必要なだしも調味料置き場に置くことができます。顆粒タイプや固形タイプと種類はありますが、いずれも常温での保存。
もちろんスープにしてしまえば、すぐに傷むのでその日のうちに食べるようにしてください。
固形ルー カレー、シチュー
冷蔵庫なしの生活で心強い味方がカレー!おいしいし、固形ルーのままなら常温で長く保存できます。
じゃがいもや人参を基本に、缶詰めのツナやコーンを入れてもおいしい!
カレーもシチューも水で溶いてしまえば、その日のうちに食べてください。夏にもなれば翌日には酸味が増して、食べてしまえばお腹を壊してしまいます。
日持ちしないもの
生鮮 生肉、生魚、お刺身
最も日持ちしないものといえば生の肉類です。夏に常温で放置しておけば、3時間もすれば異臭が臭い立つほど、劣化スピードはすさまじい。
お刺身やステーキが食べたいのであれば、スーパーで買ってきてすぐに食べないといけません。これが冷蔵庫なしの最大のデメリットかも。
果菜類、葉野菜 トマト、おくら、きゅうり、かぼちゃ、なす、など
水分が多く含まれた夏野菜や葉野菜は劣化が早いです。葉野菜なら、葉がしなびて黄色くなり、果菜類なら熟しすぎてぐじゅぐじゅになります。
冬に採れるかぼちゃでも水分が多く含まれているので、すぐに傷んでしまいます。スーパーではカットされて売られているのがほとんどなので劣化がさらに早く、翌日にはカビが生えてしまうこともあります・・。
こちらは肉とは違って翌日までなら持たせられるので、それまでに使い切るようにしてください。
夏の果物 バナナ、もも、パイナップル、など
果菜類と同じように、水分が多くあるので熟するスピードがすごく早いです。
バナナなんか3日も経てば、ところどころ黒くなってきます。桃に至っては翌日には柔らかくなりすぎて、ひどいと苦味まで出てきます。
夏の果物も翌日までには食べきれるようにしてください。カットしたものなら、カットしたらすぐに食べないとどんどん水分が抜けて味が落ちてしまいます。
まとめ
冷蔵庫なしで保存できるものは意外とたくさんある
冷蔵庫は今の時代にはなくてはならないもの、と思われがちですが、実はそんなことはありません。常温で置いておけるものはけっこうあるものなんです。
冷蔵庫の強みは、冷たいものが食べたい、買い出し面倒だから長く保存しておきたい、という2点にあると思います。
この2点を妥協できるのであれば、冷蔵庫なしでの生活は問題なくできます。ぶっちゃけた話、生の肉や魚を使いたいなら、毎日買い出しに行けばいいわけですからね。
また冷蔵庫なしのメリットは電気代の節約と、冷蔵庫分のスペースが空く、引っ越しの時が楽、冷蔵庫特有の音(ヴーン)に悩まない、点だと思います。
ぜひ冷蔵庫なしの生活に興味ある方はお試しください。意外となんとかなるものです。
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冷蔵庫なしの生活おもしろそうですね!!
私は冷えた豆乳が好きなのでクーラーボックスくらいは買っておこうかなと思います( ´ ▽ ` )ノ