家出の方法は2通り。居候先へ行くか、完全に1人で生きていくか
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自分が今いる環境から逃げるための手段といえば家出。
家出を決意したからには、成功したいものですよね。成功させるための方法は2パターンあります。
家出先の住居となってくれるツテがあるか、住むところも自分で確保する1人で生きていくやり方か。
それぞれ難易度も違えば、問題点も違っています。
どちらが自分に合っていると思うか、この記事を判断材料の一つとして見てみてください。
ちなみに僕は前者の居候先でお世話になった後に、1人暮らしをしました。
居候先のお世話になる
世話してくれる人を見つける
まず第一に家出先の、住むところを提供してくれる人の確保です。
親せきや友人、彼氏彼女、知り合いを頼ることになり、相手に承諾してもらう必要があります。
当然、相手にも生活があるのでどれだけ住むつもりか、月々いくら払うか、この2つを相談してください。
また仕事を見つけるまでの期間はお金を得ることができないので、初月分の生活費をあらかじめ持っておかないといけません。
なので初期費用が必要になります。5万はほしいところです。
といっても僕の場合、千円札も持たずに飛び込んだので、初月分はツケということで了承してもらいました。
初月分5万円を、毎月1万円ずつ返していきました。
どうしても初期費用がない場合は、居候先にお願いをするしかありません。
それと生活費の支払いは、前払い制にしてください。居候先に甘えて後払いにするとズルズルと寄生するクセがついてしまいます。
僕もお金のない最初の半年間は後払いにしてもらっていましたが、その後は先払いにしました。
お金を得るために仕事を見つける
居候先のお世話になる以上、毎月支払うための仕事を探さないといけません。
といっても正社員になって毎日働くほどの仕事じゃないといけない、ってわけではありません。
月7万程度稼げるアルバイトでOKです。
近くのコンビニで求人誌をもらったり、ネットの求人サイトで応募するのもアリです。
または求人募集が貼りだされているお店を探しに回るというのも方法の一つです。
アルバイト程度なら1週間もすれば、どこか採用してくれるところは見つかります。
もし初期費用を大して持たずに居候先のお世話になるなら、早めに仕事先を確保したいものですね。
居候先の世話になるメリットは、お金がかからないということ
1人暮らしするよりも、居候になったほうが圧倒的にお金の節約になります。
家賃と光熱費。この2つで生活費の全体の7割を占めますが、居候になることでそれが半分にまで抑えることができます。
要するにルームシェアをする、ということですね。住まわせてもらう代わりに家賃、光熱費を半分ずつという約束です。
1人暮らしをするとわかるんですが、ルームシェアで半分だけの負担で済んでいたのがどれだけありがたかったかがよくわかります。
僕の場合、家賃5万+光熱費3万の合計8万を、ルームシェアで4万で済んでいたので、すさまじく助かってました。
この4万円分、外で働きに行くとなると、かなりしんどいです。
なので居候先を見つける最大のメリットは、月々の生活費を大幅に削減できる、ということです。
問題点 居候先が見つからない、長居できない
家出をするなら、居候先を見つけるこのやり方が1番おススメなのですが、まずその居候先を確保することが一番難しいという問題があります。
親せきや兄弟に自分の事情を話しても理解してもらえなかったり、居候できるだけのスペースがない場合があります。
友だち、知り合いに頼むにしても、その友だちが1人暮らしをしているとも限らないし、彼氏彼女がいるかもしれない。
だから年単位での居候となると相当難しいです。居候が許された期間で、できるだけお金を貯金して1人立ちするための資金を確保しなければいけません。
僕の場合は6年ほどお世話になり、その間に仕事のスキルと貯金を得てから自立できたので、ゆっくりなペースでした。
僕は本当に運が良かったと思ってます。
完全に1人で生きていく
自分になるべく合った住居の確保
自分が成人になって身分証もあって初期費用もあるなら、どこか家を借りてそこに住めばいいわけですが、なかなかそこまで余裕のある家出人はいません。
大半は格安ホテル、ゲストハウス、ネカフェになるのではないかと思います。短期で即泊まれる場所。
1日あたりの宿泊費用は大体1500-3000円ぐらいが相場だろうと思います。実際、僕もそうでした。
ただ最低値の1500円ともなるとネカフェになってしまうわけですが、僕はおススメしません。
最近のネカフェはシャワーもあるから住めなくはないのかもしれませんが、体を横になれるスペースがありません。
睡眠というのは本当に大切です。
どんなにつらい状況でも睡眠のとれる場所を確保しないと、ジリ貧で精神がやられていきます。まともに思考ができなくなってしまいます。
となると格安ホテルかゲストハウスになります。もしくはカプセルホテルという手もあります。
安いところなら2000円で利用できますし、2500円が相場だろうと思います。
良いところが見つかるまで点々と移るというのも良いと思います。
ちなみに、野宿はネカフェ同様におススメできません。夏の7-9月に限定されるし、慣れないと眠れません。
僕は海岸、橋の下、公園のベンチの下、山の頂上で試しましたが、全部失敗しました。
夏にやりましたが、夜でも全然寒い。長袖を着てても寝れたものではありませんでした。
東京、石川、徳島でやりましたが、どれもダメでした。
登山などで野宿の経験があり、テントを持ってるしテントを構える場所もあるのなら、やる価値はあると思います。
逆に言えば、とっさの思いつきで野宿をするのは失敗する可能性がとても高いということです。
風が吹き付けたり、夜寒いのを我慢してようやく寝つけたと思って目が覚めても、15分しか経ってなかったのはキツかったです。
あと何回寝ないと朝が来ないのか・・。
野宿で生活費を削ろうとするのは無理だと思ってください。
宿泊代5万10万を節約できるのはすごく魅力的ですが、何ヶ月もできるものではありません・・。きつかったっす。
宿泊先の周辺で仕事を見つける
もし初期費用があまりないのなら、なるべく早く仕事を見つけないといけなくなります。
アルバイトにせよ日雇いにせよ、仕事が見つかるまでお金は減る一方です。
また雇ってもらえたとしても、初月分の働きは大抵、来月の下旬なのが大半です。(日雇いは日払い)
なので2ヶ月分(45-60日分)はどうしても初期費用として持っておかないといけません。10万円はほしい。
1人で生きていく家出生活で余裕を持たせたいなら、生活費3ヶ月分として25万持っていることが理想です。
初月で仕事をじっくり探し、2ヶ月目から働いて初給料が3ヶ月目の月末にもらえることで、生活サイクルが成り立つ流れです。
また居候の時とは違い、毎月かかる金額は決して安くありません。
毎月9万はほしいところです。宿泊代を差し引いた500~1000円が1日あたりの食費です。
1人で生きていく家出のメリット 好きな時に移動ができる
誰にも頼らず生きていく家出人の最大のメリットは、自分の好きな時に好きなところへ行ける、ということです。
居候や賃貸を借りた場合はすぐに別の場所に移ることはできませんが、ホテル暮らしの場合ちょっと別のところへ行きたくなったらすぐに荷物をまとめて移動できます。
このような余裕のある生活ができるまでに時間はかかりますが、半ば放浪者のように自由に旅をすることができる、という楽しみがあります。
仕事でトラブったらすぐにバックレることもできたりします。
人間関係に悩んでも、その土地から逃げればいいだけですからね。そこが一人家出の良いところです。
1人家出は成功しにくいというのが最大の問題点
家となる宿泊先の確保と、仕事の確保。この2つが確立できないとまず失敗します。どちらが欠けてもいけない。
そしてそれが家出の最初の1ヵ月でできないといけない。初期費用がないのなら、1週間もせずに潰れます。
つまり初期費用がない場合の1人家出はまず成功しないと思ってください。
逆に初期費用の額に比例して成功する可能性も上がります。
50万もあるなら仕事もいろいろ経験できて、自分に合った仕事を見つけられてそれで生きていけます。
20万、10万と額が少なければ、それだけ早く仕事を見つけないといけないので、適当に選んだ仕事が劣悪な環境で長続きせず、結局続かずに潰れてしまう。これも失敗してしまう原因です。
最初の1ヵ月目が勝負なのが、1人家出の最大の難関であり、問題点です。
余談ですが、家出に失敗した子どもに対して、「これで親のありがたみがわかっただろ?」、と言ってくる人がいますが、それは間違いです。
親のありがたみではなく「お金のありがたみ」です。
お金を持つ親はこの世界で生きる価値があり、意見を言える価値があるんです。
お金を持たない人に人権はありません。
悲しいですが、これが現実です。
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本気で家出考えてます。
居候なしで一人暮らししようと考えていますが、
お金もあんまりないです。どうしたらいいですか。