毒親の特徴は3タイプ。否定型と放置型と否定放置型に分けられる。
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子どもの成長に悪影響を及ぼす親のことを毒親と言いますが、その特徴とは?
僕自身の経験と、周囲の体験談を踏まえて、3つのタイプに分かれると考えています。
どのタイプにしても、子どもの価値観に悪い意味で大きな影響を及ぼします。
では、それぞれのタイプについてを説明していきます。
否定型
怒鳴る、殴るで抑圧させる
子どもの過ちを治させるため、または親のわがままを聞かせたいがために、怒鳴りつけたり、体罰と称して殴ります。
「ご飯を食べている時は口を開けながら噛むな!!汚い音をたてると周りの迷惑になるだろうが!!!」と大声を上げ、ゲンコツをかます父親。
「今日中に髪切りに行ってきてって言ったのに、どうして行かなかったの!!!なんで親の言うことが聞けないの!!!」とヒステリックに叫び、思い切りビンタをかます母親。
上記のような例で、子どもは怒られたくない、殴られたくないという恐怖で親の言うことを聞くようにはなりますが、なぜいけないことかを考えるのを放棄します。
「とりあえず怒られたくないから。」という理由で物事を判断してしまうため、自分で考えて行動する、という力が損なわれます。
物事の基準が「親に怒られるかどうか」になるからです。
僕もそうでした。怒られたくないから勉強をやっていた。ゲームも隠れてやっていた。
でも家出して自立した今になれば、学校の勉強なんてやらなくていいし、ゲームも時間があれば好きな時にやっていいものだと思ってます。
これも親のいる環境下では絶対に気づくことのできなかった思考です。
殴って怒鳴って子を従えさせることは、なんともバカバカしい理不尽な暴力です。
親側も殴ったり、怒鳴れば子どもが黙って言うことを聞くと勘違いするから、本当にタチの悪いタイプです。んがーーー
「生まなきゃよかった。」、「死ね。」、子どもの存在を悪く言う暴言
「あんたなんか生まなきゃよかった。」、「お前なんか死ね。」と子どもの存在を否定してしまう暴言。
親自身が仕事の忙しさや人間関係で受けたストレスを子どもにぶつけるかのように、吐き出すこともあります。
悪口を冗談で言い合って済ませられる友だちのように、人との接し方を理解している中高生の子どもにならまだマシですが、幼稚園や小学生のまだ冗談、本気の区別ができない年にこういった暴言を言われたら本気にします。
1回言ってしまえば、それはもう二度となかったことにはできないし、うっかり言ってしまいやすい手軽さがあります。
また「生まなきゃよかった。」と本気で思って言う親もいるので、周囲の人間が親を味方して「あなたの親は感情的になってつい言ってしまっただけなの。許してあげて」という言葉は嘘になります。
感情的になろうが言ってしまったら、子どもを内向的にさせて社会に適応できなくなる方向へ進ませてしまいます。
子どもの意見を聞かない
子どもより少し長生きしてて、社会に出てお金を稼ぐ能力を持っている親は、自分の意見が絶対的に正しいものと思ってしまっているタイプがいます。
自分の子どもがまだ学校生活しか知らないのをいいことに、社会は厳しいだの、お前は甘いだのと、世の中の厳しさを誇張して言ってきます。
子どもの意欲性を損わせる、親の浅ましい思考から出る言葉です。
何かをやってみたい、という子どもの意見はすべて「無理。」で片付けます。
ちなみにこういう親は、「○○に挑戦したい」と子どもが言った場合に、できない点ばかりを挙げます。
あら探しすることが思考の原点となってしまっている。
「いいんじゃない。やってみなよ。」という言葉が思いつかないし、思いついても絶対に言えない。
ネガティブな思考でしか物事を考えられなくなってしまっています。
そうなると親のネガティブが子どもにも伝染して、否定的に考えることが当たり前だと子どもにまで悪影響が及びます。
放置型
スキンシップをしない
幼少期に、一緒に寝てあげない。甘えたい時に抱っこしてくれない、頭をなでないことが当てはまります。
中学生にもなれば照れくさいのもあってやらないものですが、小さいころにふれあう機会がなかったことが、後々の子どもの人生に影響を及ぼします。
例えば成人して異性と恋愛するも、その異性がひどく暴力的な人間で一刻も早く縁を切るべき相手だったとします。
なのに、その異性がたまにしてくれるハグや頭をなでてくれることが快感で、なかなか縁を切れずにいつまでも抜け出せなくなります。アメと鞭で支配されています。
小さいころのスキンシップがない子どもは、将来の人間関係において悪い人を寄せ付けやすくなってしまいます。
自分の子どもに無関心
これは男遊びにだらしない母親だったり、仕事しか頭にない父親が当てはまります。
家事育児を一切せず、育児放棄してしまっている親のことです。
子どもが事故や事件に巻き込まれたとしても、他人事のように考えて心配なんかまずしません。
もしくは自分が楽するために子どもを利用する親もいます。
子どもという弱い立場を利用して親せきから金をたからせて、その金を親が巻き上げる。収入源が子どもを使ったやり方です。
それが事件にまで発展してしまったケースもあります。川口祖父母殺害事件がまさにそうです。
子どもは自分を放置する親が、毒親であることを自覚しにくく、周囲からも気づかれにくいのが問題点です。
否定放置型
ほとんど会話する機会がなく、あってネガティブばかり
言葉通り、否定型と放置型の両方を持ってしまっている親のことです。
子どもとの会話は否定しか言わないし、かかわりを持つ機会がほとんどないタイプがこれです。
よくある否定ごとの定型句は「勉強しろ」、「親の言うことを聞け」、「お前には無理だ。」
さらには、大して子どもとふれあう時間もとらないのに、子どもにはあれもこれもと指示をしてきます。
子どもに時間を使えない代わりに、親が主張できるのはお金のこと。「だれのおかげで飯が食えてると思っている。」
この否定放置型の毒親の元にいる子どもが、一番非行に走りやすいんじゃないでしょうか。
否定型と放置型が出すすべての毒を子どもに向けて吐き出すので、それを浴びた子どもはどこかしらでまた吐き出さないといけない。
僕の場合は高校1年で学校に行ったふりをして、街をウロウロ徘徊したり、友だちの家によく泊まらせてもらっていました。
そして高校2年の時に家出しました。
25才の今、1人暮らしをしており、だいぶ毒気が抜けて平穏な毎日を過ごしています。
否定放置型の毒親だった場合、運がなかったとしか言いようがありません。
なるべく早く関わらないための対策をとらないといけません。
16才で家出したこの俺のようにな!(ドンッ)
自分の親が毒親だと思ったとき
ほんの少しの同情が、毒親の支配から抜け出せない
一番厄介なのは多少なりとも、親子関係を感じる素振りを見せてくる親です。
たまに一緒に遊んでくれたり、お小遣いをくれたりしたら、どんなにひどい親でも信じたくなってしまうのが子どもです。
「きっといつか優しくしてくれる。」
そうすると、なかなか親との関係を切れなくなります。
僕の親もそういった人間で、父親がたまにキャッチボールをしてくれたりしました。
親の仕事が忙しく、めったに会話する機会のない状況で、少しでも親との楽しい経験をすると、子どもは「自分はわがままを言っちゃいけない。だって親はこんなに頑張ってるんんだから。」と思って我慢します。
誰の意見も聞かずに自分の思いだけに従う
僕の経験上、「毒親から抜け出したい」と思うなら親は当然、周囲の人間からの意見も一切何も聞かず、今の辛い状況から変わりたい気持ちを変えないことです。
そして辛い状況を変えるための手段が、家出だろうと卒業後の1人暮らしだろうと構いません。
自分の人生は自分だけのものです。
自分がこうしたいという思いがあれば、それに従うのが一番後悔しません。
高校中退したのも、家出したのも、僕は全く後悔してません。
もし親や周囲の人間の意見に従ってたら、今ごろ自殺か親を殺していたと思います。
・・いや、可哀そうな引きこもりになっていて、誰からも必要とされない惨めな人生が続いていたと思います。
もしくは結婚して子どもを作り、自分自身がいつの間にか毒親になっていたことに気づいて、自己嫌悪に陥って首つりをしてたかも?
ともかく毒親とはなるべく関わらない。同じ空間にいない。それがベストです。それも一刻も早く。
どうしても毒親がいる家で生活しなければならないなら、家は寝る場所と割り切り、寝る時以外は外で過ごすようにしてください。
すぐに家を出られないなら、それしか方法はありません。
毒親との接し方は、「接しないこと」
それだけです。
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はじめまして、こんばんは
48才の主婦です。
私も否定放置型です。
14才から自殺を考えていました。
躁鬱病にもなりました。
長い間、「生きる意味」をずっと考え、苦しかったです。しかし、自分も親となり子どもを育てて、両親とは全く違った育て方をしました。ただ、褒めることは少なかったです。
どう褒めたらいいのか、わからなかったのです。辛かったですが、子どもも成長し、私の気持ちに寄り添ってくれるようになりました。
今も母からの支配・コントロールは続いてます。「私の言う通りにやれ」とか「私の言うことは絶対」とか言われます。
しかし、母とは価値観も人間性も違うのですから聞く耳持ちません(笑)
それに、心理学から哲学書を読み込みましたから無視です。
死んで欲しいとは思ってません。
ただし、仕返しはしてます。
両親は”金づる”なんですから(笑)
そう思ったら気持ちが楽になりました。
死ぬまで、お金をむしり取ろうと考えてます。